MYM第三十四話
いつもどおり他愛もない話をしていましたが、
マキちゃんが急にかしこまって。
「実は嘘をついていたことがあります。
ごめんなさい」
なんだかその言い方が面白くて笑ってしまった私でしたが、
かえってそれが緊張感を解いたのか。
彼女は話を続けました。
その内容はある意味衝撃的なものだったのでしょうが。
私にとっては正直嬉しいことでした。
「バツイチって言っていましたが実は違うんです」
「えっ?」
「実は結婚してるんです」
「はい?」
マキちゃんの話を要約すると、
実は離婚したわけでなく、
わけがあって別居している。
それも1年間の期限付きで。
来年のGWまでがその期限ということでした。
そして、私と付き合えば付き合うほど、
嘘をついていることがつらくなった。
あの突然の別れのメールのときもそうだった。
でも、どうしても別れたくなかった。
だから本当にことを話そうと・・・
それを聞いて、私は彼女のことが
ますます愛おしくなってきたのでした。
個撮ギャラリー
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